競輪選手にとって、個人事業主と法人のどちらが得かは、収入額によって異なります。
競輪選手の収入源の大半は賞金で、収入が高くなるほど、法人化するメリットが大きくなります。
【税率の違い】
個人事業主:所得税の最大税率は45%で、収入が増えるほど税率が上がります。
法人:法人税の最大税率は23.2%で、収入が増えても一定です。
収入が900万円を超えると、個人事業主の所得税率は33%になりますが、法人税率は23.2%のままです。
【経費の範囲】
法人の方が経費として認められる範囲が広くなります。
個人事業主:トレーニング費用、自転車の部品交換やメンテナンス費用など。
法人:個人事業主の経費に加え、役員報酬、賞与、退職金なども経費計上可能。
【その他の考慮点】
責任範囲:法人は有限責任、個人事業主は無限責任。
開業手続き:個人事業主の方が簡単で費用がかからない。
どちらにもメリットとデメリットがありますので、個々の状況や将来の計画によって、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
